地域医療ニュース

「脳トレ」の川島隆太教授を迎えて
茂原市で健康フォーラム2013が開催

2013. 09.19   文/梅方久仁子

肥満治療には、食事、運動、外科治療がある

 肥満を治療するには、食事、運動、外科治療などがある。

 まず大切なのは、食事からの摂取エネルギーを適切にすることだ。1日にだいたい標準体重あたり25~30キロカロリーが適正値(標準体重が60キロの人なら、60×25~30=1500~1800キロカロリー)。

 バランスも大切で、炭水化物60%、タンパク質25%、脂肪15%くらいが理想的だ。お酒は日本酒なら1合、ビールなら中瓶1本、ウイスキーならダブル1杯まで。また、野菜、海藻、きのこなど食物繊維をたくさん摂るとよい。食べ方の順番も大切で、まず食物繊維、次にタンパク質、最後に炭水化物を食べると理想的。早食い、ながら食いはよくなく、1日3食、よくかんで腹八分目にして、まわりに食べ物を置かないこと。寝る前の2時間は、なるべく食事をしないことだ。

適切な摂取エネルギー量は「標準体重×25~30キロカロリー」。
食事では、食物繊維をたくさん摂るとよい。(クリックすると拡大します)

 肥満治療には運動も重要だ。運動をすると直接カロリーを消費するだけでなく、インスリンが効きやすくなる。また、日常的な運動で筋肉量が増えると、太りにくい身体になる。中性脂肪が減って、善玉コレステロールが増える効果もある。

 無理がないように、有酸素運動を週3回くらいするとよい。1日6000歩以上歩くと、間違いなく効果がある。30分の散歩で、体重60キロの人なら約100キロカロリーを消費する。1時間歩いても、何か食べるとすぐにそのくらいになるので注意しよう。有酸素運動の目安は、脈拍でだいたい分かる。「運動時の脈拍の目安=(220-年齢)×0.6」という式が目安になる。

 病的な肥満で他にどうしようもない人には、外科治療がある。胃の中にバルーン(風船)を入れて胃の容積を縮めたり、入口を狭くして入りにくくする。

運動時の脈拍の目安は「(220-年齢)×0.6」だ(クリックすると拡大します)