地域医療ニュース

千葉大学高齢者関連3部門開設を記念して
「高齢社会を考えるシンポジウム」が開催

2012. 08. 08   文/梅方久仁子

地域完結型で
持続可能な医療・介護

厚生労働省老健局老人保健課介護保険データ分析室室長 大竹 輝臣氏
厚生労働省老健局老人保健課介護保険データ分析室室長
大竹 輝臣氏

 厚生労働省老健局老人保健課介護保険データ分析室室長・大竹輝臣氏からは、「高齢社会と社会保障について」と題して、次のような講演がなされた。

 日本の医療は現在世界のトップレベルにあるが、財源面などからサービスの持続が難しいとみられている。

 医療費抑制のためには、病院・施設中心から在宅医療中心へ切り替える必要がある。しかし、在宅医療は進んでいない。その理由は、夜間の呼び出しや看取りに対応できる診療所が少ないからだ。在宅医療での看取りに対応できる人材の育成が急務だ。

 在宅医療へのシフトを進めるには、医療・介護連携が必要で、そのための制度を整えなくてはならない。2025年には人口1万人程度の単位で地域完結型の医療・介護を目指す。

 認知症については、早期発見して初期集中支援チームを作り、地域の中で対応していく。

 これまで医療費、医療制度と人材育成、地域包括ケアは、異なる部門(部局)がそれぞれ担当しているが、今後は統括して進めていく必要がある。

2025年の地域包括ケアのイメージ図
2025年の地域包括ケアのイメージ図
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