地域住民からのメッセージ

地域医療を変えるために、
今こそ住民が主体となって声を上げなければ

2012.03.07   文/大森勇輝

では、この地域の医療は今後どのような道筋をたどれば良いとお考えですか?

高貫 茂原は保守的な街です。日立などを有する企業城下町として、30、40年前は県内有数の商店街があったように、高度経済成長の時代はどんどん発展していきました。ところが、経済の状況が変わったにもかかわらず、それにうまく対応できなかった。住民もふたを開けたら、茂原で交通事故に遭ったり、大病にかかったりしたら死んでしまうのではと感じ始めた。そんな危機感をもとに行動に移せる組織ができればと思います。住民の声が束にならないと社会は変えられません。青年会議所としては、そのとっかかりを作りたいですね。

市橋 私が2010年に青年会議所の理事長だったころ、小児医療についての勉強会を宍倉病院の宍倉先生(宍倉朋胤 副院長)と続けました。医師と一緒に話せるなんてすごい、今後も続けてほしいという声も実は多いんです。このように、この地域にも意識が高い人はいます。やる機会があればやる人もいますし、本当に医療を必要にしている人も大勢います。東金では、住民が声を上げて医師の仕事の大変さを住民に対して伝えています。現状、医療フォーラムは継続的に開催していますが知らない人は知りません。ですから、住民全体の意識改革のためにも、メディアなどを使って情報を住民に届けていきたいと考えています。

両氏は地域の医療に対する思いを真摯に語ってくれた。