「隠れ脱水症」にご注意を のどが渇く前に始める水分補給
2026.08.20

隠れ脱水症は、はっきりとした「脱水」の自覚がないまま、体の水分が不足している状態です。子どもは遊びや勉強に夢中になり、家族は仕事や家事で忙しく、気づかないうちに進行することがあります。夏だけでなく、冬や季節の変わり目、入浴後、発熱や下痢のあとにも起こりやすく、熱中症の予備軍にもなります。
症状
次のようなサインは、隠れ脱水症の目安です。唇が乾く、口の中がねばつく、尿の回数が少ない、尿の色が濃い、なんとなくだるい、頭がぼんやりする、食欲が落ちる、便秘気味、立ちくらみがする、皮膚のハリがない、などです。
お子さんでは「元気がない」「ぼーっとしている」「食べたがらない」といった変化として現れることがあります。
高齢の方では、のどの渇きを感じにくく、気づいたときには進行していることがあるため注意が必要です。
予防
隠れ脱水症の予防で大切なのは、のどが渇く前に、こまめに飲むことです。
起床時、外出前後、入浴前後、運動の前後、就寝前など、決まったタイミングで少しずつ水分をとりましょう。
飲み物は水やお茶が基本ですが、汗を多くかいたときや、発熱、下痢、嘔吐があるときは、電解質を含む経口補水液やスポーツドリンクが役立つ場合があります。ただし、甘い飲み物の飲みすぎには注意が必要です。
食事からの水分も大切です。みそ汁、スープ、果物などを取り入れると、無理なく補給しやすくなります。
尿の色を毎日の目安にして、濃くなっていないか確認するのも有効です。
まとめ
隠れ脱水症は、自分では気づきにくいからこそ、日ごろの小さな変化を見逃さないことが大切です。唇の乾き、尿の色、だるさ、食欲の低下などがあれば、水分不足を疑ってみましょう。
子どもから大人まで、毎日の「少しずつ、こまめに」が予防の基本です。体調が悪いときや水分がとれないときは、早めに医療機関へ相談してください。