健康トピックス

2022.07.28

放置すると弱視につながることも「斜視」

斜視とは

斜視は、対象物に焦点を合わせる際、片方の目の向きにずれが生じる病気です。眼球を動かす筋肉や神経の異常、遠視などが原因で、小児の約3%が発症するといわれています。放置すると、両目で対象物の立体感などをとらえる能力が発達せず、弱視になるおそれもあります。成人でも、糖尿病や高血圧などによって突然斜視を発症することがあり、対象物が二つに見える複視になることがあります。

斜視の種類

左右どちらかの目が外側に向いている状態を外斜視といい、発生頻度によって恒常性と間欠性の2種類に分類されます。斜視のなかでも発症しやすいのがときどき外斜視を生じる間欠性外斜視です。

目が内側に向いている状態は内斜視といいます。間欠性外斜視に次いで発症頻度が高いとされる調節性内斜視は、遠視で焦点を合わせる際の調節が過剰に起こって生じます。そのほかにも、発症時期や原因などによっていくつかの種類に分けられます。

斜視の治療法

斜視の種類や、ずれの大きさなどによって治療法は異なりますが、光の屈折を調整する眼鏡を使った矯正や、眼球を動かす筋肉の位置を調整する手術などが、主な治療法です。

治療をしても完全には治らなかったり、再発したりする可能性もあるため、定期的に医療機関を受診し、検査する必要があります。

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