成長期の膝の痛み「オスグッド・シュラッター病」

2024.03.29

オスグッド・シュラッター病とは

成長期の子どもの場合、骨の成長に周囲の筋肉の成長が追いつかず、うまくバランスが保てないことがあります。骨の強度不足と成長による筋肉の柔軟性の低下のため、ジャンプやダッシュなどの動作を過度に行うと、膝のお皿の下あたりにある「脛骨粗面」という脛骨の部分に負荷がかかります。

オスグッド・シュラッター病とは、脛骨粗面が前に飛び出してくることで、膝に痛みや熱っぽさが生じた状態です。バスケットボールやサッカーなど、ジャンプやダッシュの動作を頻繁に行うスポーツで発症しやすく、部活動を活発に行う10~15歳頃までの成長期の子どもに多くみられます。

オスグッド・シュラッター病の症状

膝のお皿の下あたりに痛みを感じるほか、熱を帯びたり、腫れたりすることもあります。また症状が進行すると、脛骨粗面が前に突出する場合があります。

突発的な症状でないことから発症の判断が難しく、痛みを抱えながら競技を続けて、症状を悪化させてしまうケースも少なくありません。

オスグッド・シュラッター病の治療法

激しい運動や膝を屈伸する動作などを控え、脛骨粗面とつながる大腿四頭筋のストレッチ、患部のアイシングなどを行います。痛みが強い場合は、痛み止めを飲んだり、湿布を貼る場合もあります。通常は成長を重ねると共に、自然と軽快します。

症状が改善すれば、スポーツや運動動作を再開することも可能ですが、運動の前後のストレッチやアイシング、ベルトなどの固定具の装着など、患部を痛めないような対策を心がけましょう。