適切な処置でダメージを最小限に「RICE処置」
2022.12.23

スポーツ外傷とスポーツ障害
スポーツ外傷は、スポーツ活動時に、ぶつかったりひねったりなど、強い力がかかることによって生じるケガのことをいいます。ケガの部位が明らかになっていることがほとんどで、具体的には、打撲や骨折、捻挫などがあります。
スポーツ障害は、繰り返すスポーツ動作によって、長期間負荷がかかって生じるトラブルです。具体的には、疲労骨折や関節炎などがあります。
ただし、長期間の負荷で組織がかなり弱っている際には、ちょっとした力で症状が出ることもあり、外傷と障害の区別がつきにくい場合もあります。
RICE処置について
RICE処置は、主にスポーツ外傷が起こったときに、痛みや腫れを最小限に抑えるためにおこないます。4つの処置の方法があり、それらの頭文字から名付けられています。
| R:Rest(安静) | 添木やテーピングテープなどを使って、損傷部位を固定します。腫れや血管の損傷などの悪化を防ぎます。 |
|---|---|
| I:Ice(冷却) | ビニール袋やアイスバッグに氷を入れ、患部を冷却します。目安は15~20分程度です。その後再び痛みがでてきたら冷却し、1~3日間繰り返します。二次性の低酸素障害による細胞壊死などを防ぎます。 |
| C:Compression(圧迫) | スポンジやテーピングパッド等を膨張が予想される部位にあてて、弾力包帯等で軽く圧迫します。内出血などを防ぎます。 |
| E:Elevation(挙上) | 心臓より上に損傷部位を上げて、患部損傷部位に血液成分がたまって腫れあがるのを防ぎます。 |
処置を行わなかったり、不適切な処置を行うと、ケガが悪化したり競技への復帰が遅れてしまう可能性があります。工程を覚えて、いざというときにスムーズに処置が行えるようにしましょう。