地域医療ニュース

東金駅前のショッピングモールで
「救急フェア山武2013」が開催

2013.12.9   文/寺西 芝

 次に、市町村からの119番通報を一括して受け付ける共同指令センターの説明のあと、東金市赤十字奉仕団による三角巾での応急処置の実演が始まった。奉仕団の方々が舞台上に上がり、三角巾を肩や腕に素早く巻いていく。腰や足の付け根から最後は足や頭まで、三角巾のみで全身を覆いつくす実演に圧倒された。この応急処置を、市長や市議会の代表らにも体験してもらうことになった。舞台上で市長が、あっという間に三角巾で覆われていくと観客からは拍手が起こった。

三角巾での応急処置の実演では、市長みずからが参加した。
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 そのあと行われた「救急車の適正利用」の話では、またご当地キャラクターが大活躍する。やっさくんとSUNムシくんが舞台に登場。消防隊員が読み上げる問題にキャラクターが答えるという企画だ。「日本全国に救急車は何台あるでしょうか?」といった問題にやっさくんとSUNムシくんがそれぞれ答える。問題は5問、観客にはキャラクターの絵が入った「解答用紙」があらかじめ配られており、その用紙にどちらが正解かを書き込んでいくという演出だ。絵入りの用紙は子供たちにはちょっとしたおみやげにもなるので、こういった企画は楽しいに違いない。

三者択一問題にキャラクターが答える。
「救急車で運ばれた患者さんの中で、長期入院が必要な重症患者の占める割合は?」
「①50.4%」「②38.6%」「③9.4%」。
正解は「③9.4%」で、やっさくん(左)が当たり。
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キャラクターの絵が入った「解答用紙」
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