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2021.02.24

脳卒中にならないために

脳卒中とは

脳卒中とは、脳の血管が破れるか詰まることで、脳へ血液が届かなくなり、脳の神経細胞に障害をきたす病気のことです。その5大危険因子として高血圧、糖尿病、脂質異常症、不整脈、喫煙が挙げられています。脳卒中は主に「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」の3つの総称とされています。

脳梗塞 脳動脈の閉塞や狭窄により、神経細胞に十分な血液が供給されず、神経細胞が障害されること
脳出血 主に動脈硬化などによって、脳内の動脈がかたくなり破裂し、溢れ出た血液が神経細胞を圧迫すること
くも膜下出血 脳動脈にできた脳動脈瘤が破れ、脳の表面を覆うくも膜の内側で出血すること

これらは生活習慣の乱れによっても引き起こされますが、高齢化と共に発症率も高くなっていきます。脳梗塞や脳出血は、初期の段階ですぐに医療機関を受診し、適切な治療を受けていれば回復することも多いのですが、くも膜下出血は脳卒中の中では死亡率が高く、重い後遺症を残すこともある重篤な病気です。

脳卒中による症状

脳は部位ごとにつかさどる機能が違うため、脳卒中で障害される部位によってさまざまな症状があらわれます。次のような症状があらわれたら、脳卒中を疑いましょう。

脳卒中の主な初期症状
・片方の手足、顔半分の麻痺やしびれ
・ろれつが回らない
・言葉が出ない
・他人の言うことが理解できない
・立ち上がれない、歩けない、フラフラする
・物が2つに見える
・片方の目が一時的に見えなくなるなど、視野狭窄が起きる
・激しい頭痛がする

重症な場合は意識がなくなることもあります。症状は1つだけの場合や、いくつかの症状が重複してあらわれることもあるため、注意が必要です。生活をおくる上で、思い当たる節や不安な点があるときは、すみやかに医療機関を受診しましょう。

脳卒中の治療と予防

脳卒中による身体機能障害は、言語障害、運動障害、意識障害など、さまざまな後遺症が残るケースが多くみられ、脳の損傷部位によって、これらの症状も多種多様です。そのため患者さん一人ひとりに適したオーダーメイドのリハビリプログラムが必要になります。脳卒中自体の治療は主に点滴、内服治療がメインとなりますが、再発防止のための血圧などの全身状態の管理や、日常生活動作改善の目的としてリハビリも行います。

脳卒中は、一度なってしまうと後遺症が残る危険性が高いため、日ごろから予防することが大切です。特に高血圧は脳卒中の最大の危険因子となるため、血圧をコントロールすることは極めて重要です。禁煙やストレスをためない生活を心がけ、バランスの良い食事と適度な運動を行うようにしましょう。

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