医療現場からの提言

2006年

vol.09 目の愛護デー 高齢者は視力検査を

目の愛護デーの沿革を。

川村:

10月10日は目の愛護デーです。ご承知のように戦後、からだと健康に関するたくさんな記念日が作られました。

例えば、3月3日は耳の日、6月4日は歯の衛生週間(~10日)、8月7日は鼻の日といったような単なる語呂合わせのようなものから、世界エイズデー(12月1日)まで加えると年間20以上を数えることになります。しかしこれらのうち〝目の愛護デー〟は最も歴史が古く、昭和6年(1931)7月、中央盲人福祉協会がこの日を視力保存デーと定め、当時の内務省・文部省の後援を得て、全国的に失明予防に関する運動を行ったのが始まりです。その後戦争による中断、戦後の復活、改名といろいろありましたが、現在では、都道府県および日本眼科医会が主催、後援が文部科学省・厚生労働省、協賛が日本医師会・日本眼科学会・日本眼球銀行協会(アイバンク)・日本失明予防協会となって毎年行事が行なわれております。

目の愛護デーの取り組みを。

川村:

この日を記念して毎年各地でいろいろな催し物が行われます。私たち千葉県眼科医会では、県医師会共催のもとで、目の愛護デーの行事として電話による「目の無料相談」を昭和58年から行っています。あなたの目に関する疑問に県眼科医会の医師が答えてくれます。日時は10月9日(月)、午前9時~午後5時まで。連絡先は?043-242-4271。

眼科医として県民に提言、アドバイスを。

川村:

眼鏡・コンタクトレンズを使用している人は、この機会にチェックしてみてください。また、高齢者で車を運転している方は、まだ免許証の有効期間が残っているからとはいわずに、この機会に視力検査をすることをお勧めします。

次に、日本眼科医会では今年の目の愛護デーに加齢黄斑(おうはん)変性をとりあげ、全国の会員にポスターを配布しております。「ゆがんで見えたら要注意、眼科専門医へ。加齢黄斑変性かもしれません」というもので、ポスターには、障子の桟をゆがませて、中心を暗く表現したイラストが描かれています。加齢黄斑変性とは、ものがゆがんで見えたり、中心が暗くて見えなかったりするもので、放っておくと徐々に見えなくなる、老化によるあなどれない病気です。50歳を過ぎたら、片眼で定期的にゆがみを自己チェックし、異常があれば眼科専門医を受診してください。

なお、10月10日は、アイバンク協会の設立された日であり、またマイメイト・デー(盲導犬の日)でもあります。目の愛護デーに合わせて視覚障害者とその目として働く盲導犬に一層のご理解のほどお願い申し上げます。

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