地域医療ニュース

茂原市で地域医療フォーラム・住民対話集会
「子どもの救急と地域の医療を考える ~長生郡市の医療をみんなで守る~」を開催

2013. 06.24   文/梅方久仁子

茂原商工会議所青年部の高貫裕一郎氏が進行役を務めた。
茂原市長生郡医師会・清水三郎医院院長 清水三郎 氏
長生郡市広域市町村圏組合消防本部警防課長 村松 仁 氏

今の保護者は、身近に相談相手がいない

 第2部は、地域の医療を考える住民対話集会だ。進行役として茂原商工会議所青年部の高貫裕一郎氏、パネリストには茂原市長生郡医師会から宍倉朋胤医師と清水三郎医師、長生郡市広域市町村圏組合消防本部から村松仁警防課長を迎えて、実施された。会場の参加者に質問を投げかけたり、意見を求めたり、事前アンケートで集めた質問を発表したりしながら、会は進行した。

 まず取り上げたのが、小児救急が年々増えている現状を受けての質問「なぜ救急搬送が増えるのか」には、宍倉氏から「今は祖父母や隣近所などの相談相手がいないので、医療機関に行かないと安心できないのでは」と回答があった。

 「夜急診の担当医師の高齢化という話があったが、5年後、10年後への対応策はあるのか」という質問に、清水医師は「今後、新たな開業医が出るかどうかにかかっている」と語った。

 事前アンケートから救急車の出動状況について質問があり、村松氏より「救急出動の状況は右肩上がりで、1年で搬送された7,352人中、軽症は3,342人、中等症は3,112人」などの回答があった。また、村松氏から「長生郡市の119番は千葉市の共同指令センターで受け付けるようになった。デジタル化され、以前より素速く出動できる」と報告があった。

 「夜急診が始まる前には、木曜日はどこに行けばいいのか」という質問には、清水氏が「木曜日の午後でも診療しているクリニックはある。どこに行けばいいかは、119番に電話すれば教えてもらえる」と答えた。